目覚める直前の半意識状態で、脳は今日一日の「秘書役」をする



~「真・人生を変えるヒント」 より~

 「あなたは朝起きたとき、どのくらい夢を覚えているだろうか?」

MIT(マサチューセッツ工科大学)の心理学セミナーでこんなアンケートを取った。すると、1,000人のうち、16%の学生が夢をよく覚えていた。38%が半分くらい記憶にあると言い、残りの内15%がまったく覚えていないということだった。夢を覚えていないのは記憶力が弱いせいだろうかと、不安になる必要はない。問題は記憶力ではなく、意識である。多くの人は大人になると、夢に対する関心が薄れていく。

それは、自分の内面に対する興味と比例する。自分の内側よりも外の出来事に心を奪われるからだ。そして、内面への関心が低下すると、直感力も低下する。

 夢は、人間の直感と関係が深い。今や、ビジネスはデータや理論だけでなく、商品

や顧客に対する直感を働かさなければ、消費の変化に対応しきれない。

 その直感を強め、右脳と左脳をバランスよく活動させる方法がある。

 朝、目覚める直前のうとうととした半意識覚醒状態のときに、脳はまどろみながら外の世界をセンサーのように監視している。それは、眠りから覚醒し、肉体に戻ってきたアストラル体と呼ばれるエネルギー体(霊体)が肉体の状況確認と外の世界の安全を探らせるからだ。それは、右脳と左脳のエネルギー交換のときでもある。

 そのとき、脳は同時に、今日一日にやるべきことを「秘書」のように整理している。

よく、「朝の目覚めで一日が決まる」と言うのは、このためである。

 直感力を強くするために、この時間を利用する。夜、眠る前にワイングラス一杯の水にレモンの汁を少量入れて飲む。飲みながら、「明日の朝、素晴らしい直感に満たされる」と、静かに自分に言う。眠っている間、脳はその指令を組み込む。それを二週間ほど続けていくと、夢を覚えている自分に気づく。直感もアップしている。