愛の光500の支援先、「災害応援にゃんこ隊」様から活動報告のご連絡を頂きました♪
「災害応援にゃんこ隊」様は、台風 19 号による豪雨災害 があった長野県の仮設住宅への支援活動をされています。今回の報告からも、仮設住宅の子供たちや皆さんに、柔らかくホッとするような時間が流れたのが伝わってきます。
「災害応援にゃんこ隊」の皆様、活動をありがとうございます。
そして、愛の光500にご賛同頂いている皆様に感謝申し上げます。
下記に頂いた「災害応援にゃんこ隊」様からの報告文を記載させて頂きます。
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『台風 19 号長野県内豪雨災害 被災地の状況(長野市)と仮設住宅の子ども達の生活について』
被災地の報告その 4(2 月 24 日訪問)
台風 19 号の大雨で甚大な被害を受けたあの日から、4 か月が経過しました。前回、訪問した時よりも「未入居」の表示が減り、追加で仮設に入居された方もいるようです。単身の高齢者世帯のおじいちゃん、おばあちゃんとお話をすると「2 年後に仮設をでれるかわからない。若い人たちは再建できるかもしれないが、歳をとっているから無理。延長してもらえるなら、ここにいたい」という声も聞かれました。子どもたちに加えて、1 軒 1 軒声をかけて、食材を配布しながら、温かい飲み物を配ると、訪問をとても喜んでくれます。縁側でくつろいでいる、おじいちゃんは前回の訪問を覚えていてくれ、地元のお話や新潟に行ったお話などをしてくれます。子どもだけでなく、高齢の方もこの長屋生活で誰かと話がしたいということを感じました。
りんご農家を営む、おばあちゃんからは、「住民説明会が 3 回あり、顔合わせもした。毎週金曜日 10 時から 2 時間、ボランティアの人 3 人来てくれて、お茶会をしてくれる。10 人くらいの参加。家にいてもすることない。りんご畑はかなり広くもっていたが、全部泥をかぶった。今もボランティアの人が泥かきをしていてくれ助かっている」という声が聞けました。新潟中越地震の際も、お茶会をしながら、いろんな話が聞けました。住み慣れない地域に引っ越してきて、そうやってお茶を飲みながら毎週お話できることは、長い仮設生活の励みになると感じています。こちらも、お年寄りの方とつながれるような、企画もしていきたいと思っています。
前回に続き今回の訪問も、若槻団地運動広場仮設、県営住宅駒沢新町第 2 団地仮設の 2 箇所を中心に訪問しました。子ども達は変わらず元気です。若槻仮設では、前回の姉妹に加え、元気な小学生男子にも会えました。はてなボックスやくじ引きをしましたが、景品が空になるまで夢中になってやっていました。お父さんも来てくれ、コーヒーを飲みながら、仮設生活の話を聞きました。今は小学校のバスが仮設にきてくれるが、4 月から中学生になる娘さんはどうやって通うのかと言っていました。昨日は、群馬に日帰りでお買い物に行ったらしく、僕らにもそこで買ったパンなどを分けてくれました。男子とは一緒に広場でサッカー、野球をしました。その後、こちらが手が離せなくなったので、お父さんと子どもたちがサッ カーして遊ぶ姿があり、微笑ましかったです。子どもが少ない仮設ですが、一瞬でも子どもや大人も集まり活気が生まれた感じがしました。いつも、「新潟も遠いのに悪いねえ」と言 ってくれる、おばあちゃんもいます。こちらは、お互い様という思いで来ています。今後も僕らのできること、継続することを大切にしていきたいです。
次の駒沢トレーラー仮設では、1 歳、2 歳、小 4 の兄弟のいる家族に再会できました。お約束していた、オムツを届けることができました。避難所にいる時も、物資で新生児用のオムツはあったが、履くタイプのオムツはなくずっと買っていたそうです。まだまだ使うことになるので大変喜ばれました。2 歳の子は災害前はトイレトレーニングをしていたが、また、戻ってしまったようです。以前、こちらが被災地に訪問していた子どもも、大きな音を聞くとすぐに泣き出したり、トイレって言っていたのができなくなり、同じように少し赤ちゃんに戻ってしまったりということがありました。急がず、また、オムツがとれるようにゆっくりと練習して欲しいです。こちらのお家も決壊した千曲川の付近で 2 メートルも水が上が ったそうです。今後はリフォームをするか、解体し新築するか迷っているということでした。子どもが小さいので長く住むことを考えると悩むそうです。
3 回目の仮設訪問でまた、新しい子どもたちと出会いました。何度も何度も「次、いつ来るの?」と男子が聞いてくるので、こちらも訪問予定を伝えました。このように楽しみにしてくれていることはとても嬉しいことです。この「約束」を大事にしていきます。
☆20 代 男性保育士の感想
天気も味方してくれて気温もちょうどよく、集会所が使えない今の僕たちにとっては活動しやすい日になりました。駐車場のちょっとしたスペースにポップコーン機や食材など支援物資を並べると、子どもだけでなく興味を持った大人の方や以前も来て覚えていてくださった方々が集まってきてくれました。また、新しい子どもたちとの出会いもあり、一緒に遊ぶこともできました。おかげですぐに打ち解けられた気がして、また次回も声をかけてまた会いたいなと感じでいます。すっかり顔見知りになれたような気持ちで嬉しかったです。
トレーラーハウス仮設の兄弟とは今回会うことは出来ませんでしたが次回は一緒に野球もしたいと思っています。子どもたちの遊ぶ声は仮設の大人の方々も元気になれるんだと感じています。僕たちの活動で子どもたちだけでなく大人の方々もみんなが元気になれたらいいなと思います。