今週のお言葉 – 66

この地球ホシが、青い理由ワケ
「オーロラを観てみたい……」
ずっと、そんな憧れがあった。
夜空を彩る七色の光のカーテン、それを露天風呂の温泉か何かに浸かって眺めることが出来たら、素敵だろうな。
いや、きっと素敵に違いない。
そんなふうに思ったこと、あなたはないですか?
僕は、もう一つ、叶うならば見てみたいものがある。
それは、地球の姿。
暗い宇宙空間に、ぼうっと青く輝く宝石のような水の惑星。
その御姿をぜひ肉眼で見てみたい、と、そう思う。
写真でも見ている。映像でも見ている。でも、実物を見たら、どんなにか感動するだろう。
多くの宇宙飛行士達は、宇宙に出た時、地球のあまりの美しさに言葉を失うというから。
それは、きっと魂に響いてくる、光なのだろう。
では、どうして、地球は青いのだろう?
子どもの頃、「ねえ、どうしてお空は青いの? 海は青いの?」と誰かに聞かなかったろうか?
ある人は、空が青いのは、海の青さを反射しているからだと言う。
また、光の波長の一番長いのが青色で、それが空気の層で反射したときに見えるので「青く」映るんだと。
最近では、地球を取り巻くオゾンの膜が青い色をしているから、という説もある。
ふと、新聞のこんな記事を思い出す。
2000年に、イギリス北部のグラスゴー市のブキャナン通りに青い光の街灯が登場した。
最初は、景観の美化が目的だったらしい。ところが、街灯を青色にした直後から、犯罪が激減するという思わぬ効果が現れたのである。
日本の奈良県の県警担当者がこの話を聞き、「青色」の光を犯罪抑止のために活用できないかと考えた。
カラーセラピストで、心理カウンセラーの元永しずかさんに問い合わせたところ、青色の光には、気持ちを落ち着かせる効果があることや、“プルキニエ”という現象から、赤色やオレンジ色の光に比べて、夜間は明るく浮き出て、遠くまで見通すことができ、犯罪者に“人目を避けたい”という心理が働くことなどから、犯罪抑止の効果が期待できることが分かったという。
奈良県では、「地域安全安心ステーション」モデル事業実施地区の奈良市秋篠台自治会の協力の下、2005年6月、日本で初めて青色防犯灯を設置した。
すると、空き巣や自販機荒らしなどの窃盗事件が、上半期の3件発生から下半期にはゼロになった。同年9月に設置された天理市の駐輪場では、1月から9月までに11件発生していた自転車盗が、設置後は1件も確認されなくなったという。(2006年3月15日現在)。
設置個所は徐々に広がり、現在では、県内12市町村、22ヶ所で470灯の青色防犯灯が設置されているとか。住民からは、最初は戸惑いの声もあがっていたが、今では「心が落ち着く」、「美しい」と概ね好評だそう。
さらに今年2月末には、PR効果をねらい、県庁周辺で32灯を設置。犯罪抑止対策として、大きな可能性を持つ、この「青い街灯」の防犯対策。全国でも導入が広がりつつあるとか。
……昔、誰かから、この地球は流刑の星だと聞いたことがある。
あまりに戦争ばかり、争ってばかりいるために、その人はそう思われたのだろう。
確かに、いつまでも「戦争」はなくならない。
みんながこれほど努力し、涙を流しているのに。
でも、神さまが、この星を……、だからこそ、青くしてくださったのでは、とそう思えるのだ。
どれほど悪く見えても、人の生は本来、善だから、と。
こんなに美しい星は、宇宙にもそう無いらしいから。
心がささくれた人のために、悲しみに沈んでいる人のために、青い美しい水の星が輝いているのだとしたら……。
★プルキニエ 薄暗い場所で明るさがしだいに暗くなっていくと、赤の方が同じ明るさの青よりも早く暗くなっていく様に見える現象。チェコの生理学者、プルキニエ氏の発見による。
★東京のT・Mさんから、こんなメールが来ました。
「ヒーリングのお話を書いて下さっていますが とても興味をもって読んでおります。でもどんなヒーリングでどこで体験できるのか とらえどころがなくて毎回どんなヒーリングなんだろうと思っています。もう少しどんな風にしてするヒーリングなのか教えていただきたいです」
そ、そうですか! 僕は、もうしゃべりすぎるくらい言ってしまっていて、もっと、口を堅くせねばならんと思っていたくらいなのですが。ほら、みちのく、だけに、道の奥、なんちゃって。
みちのくヒーリング軍団の方たちと相談してみますね。