今週のお言葉 – 23

闇には光を!

いよいよと言うか、やはりと言うべきか、……戦争が起きてしまう!
誰も「戦争」なんか望んではいなかったはずなのに。
 
アメリカでは、ぎりぎりまで「反戦運動」が行われていた。
日本の米軍基地に黙って花束をそっと置いた「武器ではなく花を!」という反戦運動は、武器を携える人の心にも響いたに違いない。

誰かが言う。
それぞれが大統領の任を解かれ、別の人が立ったなら、世界は平和になるだろうと。
そうかもしれない。しかし、そうではないかもしれない。
私たちもまた、サイレント・マジョリティ(声なき多数派)の一部でもあるのだから……。
マスコミや広告代理店を使った「戦略」なのか、私たちは、あまりに「本当のこと」を知らなさすぎる。
戦争は、誰かがトクをしないかぎり、起きない。
 
……だが、確かに、トップが変われば、すべてが変わる。
指導者の心に強い「平和への念」が宿れば、世界は危機を回避できるかもしれない。

では、そのために、私たちは何をすればいいのだろう?
 
戦争中止のデモ、ピースウォーク、署名運動……、どれも価値ある行動だと思う。
 
私は、この戦争の背後に、エルサレムをめぐる、アラブ民族とユダヤ民族の数千年の長きに亘る戦いの確執を感じている。
そこには、目には見えない、人類を「戦争」に向かわせるエネルギーが働いている。人の「憎しみ」や「欲」を媒介にして。
「戦争屋」でさえも、“闇の意識”に操られた哀れな犠牲者なのだ。

そのことを知り、あるいは、感じている人たちには、特別な「役目」があると思う。

彼らのために、「祈る」ことである。
「どうか彼らの“魂”が、神さまの愛で満たされますように!」

それが、私たちにできる、「非戦」である。
「そこに闇はない!、光が足りないだけだ!」