厳しい(?)人生に困らないための「絶対楽観主義」のススメ
~「人生を変えるヒント2」より~
日本の昔話に「こぶとりじいさん」がある。ほおに大きなこぶのある正直じいさんが鬼を接待し、お礼にこぶを取ってもらう話だ。それを見た意地悪で欲深なじいさんが自分もこぶを取ってもらおうとするが、反対に鬼を怒らせ両ほおにつけられてしまう。
鬼は凶事の象徴である。だが正直なおきなの心には「恐れ」がない。「正直さ」とは、出来事を「正しく直視する」勇気だ。目の前に見える現象の奥に、真理があると見つめることのできる心の強さだ。だから鬼を接待することもでき、自分の身についたこぶも気にならない。こぶから「教えられる何か」があることを知っているのだ。
意地悪なおきなは鬼を恐れ、自分のほおのこぶにも恐れや不安しか持っていなかったために不幸が倍増してしまう。
「恐れるものは皆来る」という法則がある。不幸に見える現象に捕らわれると解決できないばかりか、不安が恐れとなり、物事はさらに悪い方向に向かう。だからといって「何も怖くない」と表面だけでごまかしても心で恐れていると結果は同じだ。
人生の「厳しさ」に困らない秘訣がある。それが「絶対楽観主義」である。困った出来事が起こったときに、困った部分ではなく、困っていない部分を見る癖をつける。
右足が痛くなったら、痛まない左足を喜び感謝する。悪く見える現象が起こっても自分には解決できないほどの不幸はこない。何か教えられるものがあるのだろうと楽観視しながら、対処に努める。
良いものを見つける方が悪いものを探すよりも難しいけれども楽しい。楽観主義の癖をつけると、人生に困らないばかりか、意義も深くなる。