誕生日の愛
〜「愛ダス」より〜
誰にでも、一年に一度必ず訪れる特別な日がある。それが、誕生日である。子どもの頃は誕生日が待ち遠しくて、カレンダーで指折り数えたものだった。その日には何かプレゼントをもらえるからである。家でお誕生日会を開いてもらって、友だちを招待した人もいるだろう。
だが、大人になってある年齢を越えると、誕生日を憂鬱に思う人も出てくる。また一つ年を取ったと悲しむ人だ。そういう人はその想い通りに老化していく。美しく年を重ねていく楽しさを知り、誕生日を子どものように喜べる人は、いつまでも若々しくいられる。
誕生日は、実はあなたが想っている以上に「特別な日」である。誕生日は文字通り「新しく生まれる日」であるからだ。誕生日の前後三日間は、「カルマが揺らぐ日」でもある。それは、あなたが過去世から持ち越した果たさなければならない課題(例えば、偏見などの克服しなければいけない弱点)が、あなたの意識の進化状況に応じて軽減される、天からの慈愛、「恩赦」の期間なのだ。
中国の五行思想では、誕生日前後の三日間は「運命が変わりやすい目」として、摂生を説いている。「殺生をせず、盗みや人を騙すような悪行を為さずに、心身を浄めて居ずまいを正すべし」と説く。私たちも悪いと思うことはもちろん、肉食や飲酒(暴飲)を控え、自分が生まれた意義を感じて過ごすようにしたい。
四月八日はお釈迦様の生まれた「花祭り」、一二月二五日はイエス様の生まれた「聖誕の日」である。あなたも自分の生まれた日を特別に想い、祝うことで、新しい進化を迎えることができる。誕生日を含め、その前後の数日をどう過ごすかで、あなたの未来も変わってくる。
誕生日に、何か今までにやらなかったことを始めるのはどうだろう。習い事やお郡古事、何かへのボランティアを務めるのも意識を変えてくれる。
誕生日を、「静かに味わう」のも一つの方法である。もちろん、人から祝ってもらうのは嬉しいし、人と陽気な楽しい時間を過ごすのは素晴らしい。自分で自分を祝う「自分をもてなす日」があっても、ひと味ちがっていい。男でも女でも、自分で前から作ってみたかった料理に取り組み、テーブルに新しいクロスと花を飾って、好きな音楽を流しながら、自分に「おめでとう」と言う。お酒の飲める人なら、ちょっと高価な白ワインでも買って、自分に「祝杯」をあげる。自分一人のために、森の中の瀟洒なレストランを予約するのもいい。
特別な日に、自分を特別にもてなすことで、日頃「気づかない、自分の中の疲れ」を癒していくことができる。実は、そんな誕生日を迎えるとき、目には見えないけれども、多くの精霊たちが一緒に祝ってくれているのだ。