お告げ – 53

幸福研究家

……ねえ、今年こそは、「幸福」になろうよ!
少なくとも、去年よりは、幸福に!

もう、辛いことも、悲しいことも、たくさん……。
皆、十分に、苦しんだのだから。

これ以上、人が、自分を責め続けることは、きっと宇宙が許さないよ。

なぜなら、地球は、自己嫌悪でいっぱい。
人を攻めることも、人から責められることも、……結局は、誰も幸せになれない。

身体を苛めて、心を苦しめて、
そんなこと、本当は誰も望んではいないはずなのに……。
正直に生きるのは、勇気がいることだけど。

ならば、今は、まず、自分の事を許そう。
誰も許してくれないのなら、あなたが自分で先に許そう。
 
「幸せになりたい」と願って、生まれて来なかった“魂”はいない。
だから、人は、幸せになる権利がある。義務もある。
昔、天空から聞いた、一つの真理。
「人間は、幸せな状態が、自然体」
 
誰もが、遠い記憶の中に、幸せだった記憶を持っている。だから、もう一度、と「幸福」追い求めるのか。
それは、「約束」のようなもの。

では、いよいよ、今年こそ、ねえ、「幸福」になろうよ。
少なくとも、去年よりも幸福に!

きっと、コツはある!
本当に、小さな事に、何気ない事に、「あっ、これって、幸福かもしれない」と、見つけていくこと。
「おいしいね」
「うれしいね」
「楽しいね」
「ありがたいね」
「きれいだね」

……そして、気が付けば、みんな、ちょっとずつ「幸福」になっている。
 
 
新年の光の中で、祈ることは、ただ一つ。
『どうか、すべての人が、慶びのうちに、天命天寿をまっとうされますように……』