お告げ – 135

神のみそ汁(神のみぞ知る)
「なんとか都市伝説」を観はりましたか?
マヤ文明とフリーメイソン、なんと太古の昔から関係してはったんやて、ビックリしましたなあ。
今の文明が2012年に終わって、今度は4の遺伝子を持った新人類による第六の文明が始まるとか?
知りまへんでしたァー、ワシてっきり今回が7番目やと勘違いしてましたわ!
まあ、なんですなあ。
まことしやかに囁かれる都市伝説。世界は2012年12月22日に終わる! と皆さんブイブイ言わしてまんなあ。
その根拠はどこから?
誰でも知りたいやん。
ネットで調べるとぎょーさん出てくる!出てくる!
古代マヤ人の「マヤカレンダー」
NASAが隠す「惑星X」
宇宙の脅威、フォトンベルト
ちょ、ちょっと待っとくんなはれ。
多くの人が言うてるマヤの予言て、マヤのカレンダー、マヤ暦が2012年12月22日で終わってるから、その日に世界が終わる?
あんたそんなアホな話、信じますのん?
そんなんたまたまマヤの神官が、もうめんどくさいわー言うてカレンダー続けるの止めただけやないの?
だいたい、マヤ、マヤ言うて、人がマヤの何を知ってはりますのん?
マヤの寺院には、その昔、樹皮で作られた本が何百万とあったと云われてます。スペイン人たちが燃やしてしまって、たった一冊だけがマドリードに写本(マドリード・コルテックス)として保管されているんやとか。アレクサンドリアのムゼイオンで失われた70万冊のパピルス本と一緒やね。
たとえばね、古代マヤの寺院には一定の階段数がありますねん。それは、アステカ族も一緒。
階段の数は年数を表してるとか。寺院の階段数の最後は1987段。
だから、マヤやアステカの予言者は1987年を最重要だと決めてはりましてん。
彼らは偉大なる翼の蛇ケツアルコアトルがその年に復活し、人々を新しい世界に導くのだと告げてはりました。
実際に何が起こったんやろ?
1987年には中国で天安門事件が起きましたわ。
アメリカのニューヨーク株式市場が大暴落(ブラックマンデー)。
日本では、アサヒスーパードライが生まれ、おにゃんこ倶楽部が解散しましたわなあ。
ちょっと変わった処では、比叡山延暦寺で世界宗教サミットがあったかなあ。
本当はマヤとかアステカで何かが起こってたかもしらんけど、世界にどんな影響があったのか?
ケツアルコアトルの神が人々を導いたんなら、その後の世界はもうちょっとマシになってんのとちがうかなあ。
だからね、マヤ暦が2012年で終わってる、他の預言者も言うてはる、そんなどうでもええ事の共通項を並べて、「ほれ見てみい!」みたいに都市伝説とかで終末論を説かれてもねえー。
そんなん、もうノストラダムスで懲りましたわ、ワシ。
本当に重要なことは、テレビでちょっとずつも出てきまへんがな。
大人にも子どもにも見えないとサンテグジュペリはんも言うてはります。
「その日は天使にも知らされていない」と聖書にも書いたある。
どうせ、人間が知ったかて、どうにもなるもんでもないし……。
なんにでも終わりがあるように、いつかはお終いが来ます。
ほんなら、それまでおもしろおかしう暮らしたらええのん違うのん。
人間の陽気ぐらしこそ、神さまが望んでるのと違うかなあ……。
2010年12月31日(金)晴れ
……ずいぶんと休んでしまったよ。ゴメンよ。今日も格闘技ダイナマイトを見るのだよ。そんでもってお雑煮を作って、お屠蘇酒を仕込んで。
それがここ数年のワシの年の瀬の過ごし方やから。
明日、1月1日の元旦は、起きるまで寝ていて、起きたらシャワーを浴びて、ウマーイお雑煮をほうばって、お屠蘇でちびりちびり飲ります。
ああ、ええなあ。