お告げ – 120

ねえっ、知ってるゥ? (豆シバぁー!)

豆シバぁー!
……ねえ、知ってるゥ? 
疑問には、「答え」が包含されてるんだよ
……占い師さんに相談とかするでしょ。でも、そんな時は、自分の「答え」の確認をしたいだけなのね。
数学の方程式が、「答え」を導き出すように。
つまり、「聞きたいこと」は、すでに「答え」が出ていることなんだね。それを他人の口から聞くことで、自分の内で“確認”したいだけなんだね。


豆シバぁー!
……ねえ、知ってるゥ? 
「ハイ、わかりました!」って、言葉で言っている内は、本当は全然理解できていないんだよね 
……「ふに落ちる」って言葉があるでしょ。「ふ」とは、五臓六腑の「腑」のことだよ。つまり、お腹にストンと落ちる、「ああ、そうか」と納得できたとき、その人は本当に理解できたんだね。だから、口で、「大丈夫です。わかりました」と言っている時は、まだ、頭だけで全然、腑に落ちていないから、自分でもどこか納得してないんだね。人間、「腑に落ちる」とか、「気が済む」って、とっても大事なんだよ。


豆シバぁー!
……ねえ、知ってるゥ? 
顔は笑っていても、目が笑っていない人は、「苦しさ」を表したいんだよ
……口角が上がっていたり、目が細かったり、太っていたりすると、一瞬、笑顔に見えたりする人っているよね。でも、よく注意してみると、目が笑っていなかったりする。そんな人はね、別に冷たい人や恐ろしい人じゃないんだよ。その人は、ただ、内側にある、自分でもよくわかんない「苦しみ」を外に出したくて、出せなくて、困っていたりするんだよ。そんな人に出逢ったら、やさしく微笑み返すか、目を合わさないようにするんといいよ。


豆シバぁー!
……ねえ、知ってるゥ? 
人は、自分の「信じたいこと」しか信じないし、「見たいもの」しか見えないんだよ
……間違った健康の知識で自分の食生活を固めていたり、とんでもない宗教サギやネットワークビジネスに引っかかっているのに、「自分は選ばれたんだ」と思い込んでいる人っているでしょ。どれほど周りが、「それ違うよ」と親切に教えてあげても、目や耳を閉ざして動かない。
 それはね、「信じるもの」、「見たいもの」こそが、その人の「恐れ」の裏返しだったりするからなの。それを手放せば、「自分の恐れ」と直面するようで、怖いのね。でも、そんな時は、「気がつく」まで、じっと待ってあげる事が大切なの。いつか、わかるから! 死んでからかもしれないけれど……。


豆シバぁー!
……ねえ、知ってるゥ? 
本当に愛してるときって、口に出せなかったりするんだよね
……「ねえ、私のこと愛してる?」と聞かれて、「もちろんだよ!」って聞きたいのは女心。でも、逆に質問されたら、「私は、どうだろう?」と考え込んだりしない? 人って、「愛」を意識しないで、愛している時の方が深かったりするよ。そんなときは、言葉や態度にも出なかったり、出せなかったりするんだよね。
でも、「表現して欲しい」のが人情。そこで、スレ違いが起きていくんだよ。
あなたの知っている人はどう? ……ただし、本気で「愛していない」のに、黙っているからと「ああ、愛されてるんだ!」って勘違いしないようにね。
修羅場を見るから。


豆シバぁー!
……ねえ、知ってるゥ? 
“あきらめないことが大切”って、人は簡単に言うけど、それって美しさではなく、醜さを出してしまう覚悟がいるんだよ
……“あきらめない”って、カッコいいように聞こえるけど、ほんとはジタバタもがいて、苦しんで、カッコ悪くて、どうしようもなく泣き叫んで、それでも、あがき続ける者のことを言うんだよ。「あきらめない」人にだけ訪れる「チャンス」をひたすら待ちながら……。それでも、何の糧も得られず、執着になってしまうことの方が多いんだよ。だから、「覚悟」がいるの。あなたに出来るぅ?


豆シバぁー!
……ねえ、知ってるゥ? 
この世には、「奇跡」も「魔法」も存在しないんだよ 
……自分たちの知らない、理解できないことを「奇跡」という言葉で、簡単に片付けようとする人は多いよ。一瞬で、変わるように見える出来事。
でも、モノゴトは、一歩一歩(STEP by STEP)でしか変化しないんだよ。その出来事のウラに、どれほどの「努力」や「犠牲」が隠されてきたか……。
達人と呼ばれる人の技が、千の鍛錬、万の精進から生まれるようにね。


豆シバぁー!
……ねえ、知ってるゥ? 
「私は弱いのです……」って口に出せる人は、ぜんぜん弱くないわよぉー
……よく居るよね。「私は弱いから。あなたみたいに強くないから」って言う人。そんな人は本当はとても強いんだよ。自分で、自分を制限して生きているだけ。100馬力のエンジンを積んでるのに、時速10キロで走る車のようなもの。自分で、走れないようにしている。だから苦しいし、強いから制限もできるの。
自分の足枷を外して、思いっきり生きてごらんよ。
 

豆シバぁー!
……ねえ、知ってるゥ? 
「私、変わったんです!」って言う人は、本質的にちっとも変わっていなかったりするよ
……何かの精神世界セミナーとかに出て、自分の頭の霧が晴れるように感じて、「ああ、そうかあ!」と感動して、それから逢う人に「私、変わったんです! 人は変われるんだよ」と言う人っているよね。でもね、本当に変わったときは、本人の自覚がないものなの。他人から「あなた、変わったわね」言われて、初めて「そうかな?」と思うくらいの時の方が、目一杯変わっているんだよ。


2009年4月10日
……最近、感動した言葉。
奇跡は、諦めない奴の頭上にしか降りてこない!“奇跡”ナメんじゃないよォ!他人にすがりついてるだけのバカを救えた事はない……

BY エンポリオ・イワンコフ(少年ジャンプ「ONE PIECE」より) 
少年ジャンプの「ONE PIECE」で、毒に倒れた瀕死のルフィに自ら助かるチャンスを与えた、カマバッカ帝国の奇跡のオカマ、エンポリオ・イワンコフのセリフです。ううううっ……久々にマンガのセリフに教えられたぜ。ええ言葉やおまへんか。
けど、神さまって、ときどき「あきらめきっている」人の上にも、「奇跡みたいなチャンス」くれたりするよね。治らないとあきらめていた喘息消したり、蕎麦アレルギーまで無くしたり……、それって、何かに「気づけよ、オイ!」ってツッコミだったりするのかな?