お告げ – 118

ひな祭りの罠
♪……灯りをつけましょ、ぼんぼりにー、お花をあげましょ、桃の花ー♪
やあ、人間の皆さん、またお会いしましたね。ゲゲゲのマコ朗です。
いよいよ、ひな祭りですね。
ひな祭りには、多くの家で、お雛様の段飾りを飾って、白酒飲んでお祝いしたりしますね。
ところで、ご存知でしたか?
ひな祭りの本当の意味を……。
もともと、「ひな祭り」は、旧暦(太陰暦)の3月3日(現在の4月)に行われていました。それは、桃の花が咲く頃だったのです。
えっ? どうしてかって? ほら、ひな祭りは別名「桃の節句」と言うでしょう。
桃の花は、中国の「桃源郷」でも語られるように、陽の気を意味する花の象徴として古来から重宝されてきました。
陽の気は、陰の気を祓います。
チェルノブイリの原発事故(1986年4月26日)の時にも、ベラルーシの調査団の報告によると、桃とスモモの樹だけが放射能の影響を受けなかったそうですから、すごいものですね。
3月3日は、季節の節目の身の穢(けが)れを祓う区切りとして「桃の節句」とされたのです。
身の穢れ、というからには、祓わなくてはならない出来事があったことになります。
それは、古く中国の故事に遡ります。
中国の漢の時代、徐肇(じょちょう)の家に、3人の女児が授かりました。けれど、三日後に3人とも亡くなってしまったのです。人々は“祟り”を恐れ、川の水で穢れを洗い流しました。また、葬儀に古来から「穢れを祓う」として飲まれてきた、桃の花を浮かべた酒「桃花酒」を飲んだそうです(桃花酒は、日本にも入ってきましたが、江戸後期から白酒を飲む習慣に変わったとか)。
では、その日にどうして、雛人形を飾るのでしょう?
古代日本には、人形(ひとがた)に身の穢れやわざわいを託して、川や海に流すという呪法がありました。
それが、平安時代に流行った紙の「人形遊び」と結ばれて、身代わりの「流し雛」として、紙の人形を川に流す風習となっていったそうです。「上巳の祓い」として、3月3日に陰陽師を呼んでお祓いをさせ、身に降りかかる災難を自分の生年月日を書いた紙の人形(ひとがた)に移らせて川に流したそうですが。
今では、「流し雛」として京都の下鴨神社など全国各地に伝えられていますね。
その紙のひな人形が発展し、現在のひな人形になったとされています。
ところで、中国の五行思想から、3という数字は鬼門を表し、重なると波動が増大して災厄を呼ぶと忌み嫌われてきましたが、もともとは、さらにメソポタミア文明の頃まで遡ります。3と言う数字や三角の形に宇宙的なエネルギーが集まり、人間には制御不可能な為に危険とされてきたのだとか。それが、後にエジプトでピラミッドとして三角と四角の組み合わせでようやく安定させることができたのです。
大きなエネルギー自体は善でも悪でもありませんが、人間が使うといつも悪になってしまうのはどうしてなのでしょう。自我や恐れのせいでしょうか?
やれやれ、人間は、自分たちで制御できない力を欲しがりますからね。
世界のナベアツさんも「3~」と叫んでいますものね。
もうひとつ。3月3日を女の子の節句としたのは、女性が“穢れ”と“危険”の象徴だからなんでしょうか? まあ、日本では高野山など「女人立ち入り禁止」と女性を穢れ(古事記の黄泉から祟るイザナミの象徴)や不浄の存在として扱ってきたからかもしれませんが……。
ところが、インドでは女性は月の日に穢れを自ら祓うことで、陰から陽に変換できる存在とされたんです。だから、アユルベーダでは、女性の月経の時には家事や仕事をさせないでゆっくり休ませようとしたのだとか。エライ違いですね。
なんだか、そう思うと「ひな祭り」を手放しで祝うのは、複雑な気持ちになったりします。
でも、だからこそ、「お祝い」に変えて、陰を陽にしないといけないのかも。
さて、人間の皆さん、今年2009年の3月3日から、地球の周波数(振動数)が大きく変化します。
霊化に伴う自分自身の過去生からの精算もいよいよ始まる日だと言われています。
自分の内側と向き合うのを避けてきた皆さんも、どこに逃げても自分自身からは逃げられませんものね。
まあ、ボクら妖怪も、人の執着が極まって生まれた存在。
3月3日を機に、陰から陽に転じられるといいな、と思いますが。一緒に白酒でも飲みましょうか。
★日本の五節句 桃の節句の起原は平安時代に遡ります。昔の日本には五つの節句(人日・上巳・端午・七夕・重陽)がありました。
人日(じんじつ)/陰暦正月七日「七草がゆ」
上巳(じょうし)/陰暦3月3日「桃の節句」
端午(たんご)/陰暦5月5日「端午の節句」(こどもの日)
七夕(たなばた)/陰暦7月7日「七夕祭り」
重陽(ちょうよう) /陰暦9月9日「菊の節句」
※現在は、9月9日の重陽の節句祝いは茶道や華道の世界など、一部でしか行っておりません。
※熊野神社では、毎年2月7日に全国でも珍しい白酒祭(オビシャ行事)が行われます。もともとは人日の正月七日に行われていました。
2009年 3月2日(月)
……そうか。始まっちまったか……。映画『感染列島』観たけど、ウィルスって、周波数の変化で簡単に突然変異するって言われてるんだよな。
バッタの害、飛蝗も、一匹の羽をこすり合わせる振動数の異常から起きると言われているし……。
まるで、黙示録じゃん。第五の天使が微笑んだってか。20世紀少年少女のワシたちは、どうすんの? どーしたらええのよ。
まあ、「備えあれば、憂いなし」。まもなく『ヒーリング・バイブル』が出るから、それでも読んでおくかね……。