「災害応援にゃんこ隊」様から、活動報告を頂きました。
愛の光で、毎月光を託している団体「災害応援にゃんこ隊」様から、活動報告を頂きました。
~『台風 19 号長野県内豪雨災害 災害応援にゃんこ隊通信第 3 号
被災地の状況(長野市)と仮設住宅の子ども達の生活について』
被災地の報告その 3(1 月 12 日訪問)~
支援活動をしている団体はたくさんありますが、この団体の「寄り添う姿勢」にジーンときます。
レポートの中にこんな一文がありました。
「・・・・・これまでの被災地支援でも、子どもたちは僕らのことを「ともだち」として受け入れてくれました。あまり、ボランティアや支援者ということではなく「たいちょう」と言ってくっついてきてくれていました。仮設の生活は始まったばかりですが、こらからも友達のように子どもやお母さんの目線で応援していきたいと思います。」
「災害応援にゃんこ隊」の皆様、ありがとうございました。
加納眞士が大切にしている、真心の循環。
私たちがやれる事はまだまだ沢山ありますね☆
下記に頂いたレポートの内容を記載します。是非お読みください!!
ーーーーーーーーーーー
台風 19 号の大雨で甚大な被害を受けたあの日から、3 か月が経過しました。仮設に入って、初めての年越し、正月を迎えたことになります。前回、訪問では引っ越し作業などでお会いできなかった子どもや保護者の方にもお会いでき、具体的にどんな支援が必要か聞く事ができました。避難所生活をしてきた家族は食事はもちろんですが、生活用品や衣類などの物資の支給が毎日ありましたが、仮設に入ればそれは当然ですが、途切れてしまいます。誰かが毎日関わってくれていたのが、プライベートは確保できますが急に自分たちだけの生活で寂しくなった方々もいると感じました。
仮設住宅に引っ越して、早い方は 1 か月半となります。4 つある仮設のうちの 1 つでは、44 戸あるうち半分以下の 20 世帯しか入居しておらず、住民説明会はようやく来週にあるとのことでした。談話室はあるが、お茶会などの集まりは月 2 回くらいあって、夜に行っていたようだが、人はあまり集まっていないようだ。説明会で初めて住民と顔合わせることになると男性は教えてくれました。このことからも、まだ仮設での自治会はまとまっていない感じを受けました。僕らは、これまでいくつかの被災地に訪問しましたが、雰囲気としては、1 番静かで、なんだか寂しい印象を持ちました。
今回の訪問では、若槻団地運動広場仮設、県営住宅駒沢新町第 2 団地仮設の 2 箇所を中心に訪問しました。前回、両方とも子どもと会えたので再会するのを楽しみにしていました。若槻仮設では、発電機を使い、ポップコーンと綿菓子を振舞いました。子どものいる世帯の 他、子どもたちの声に誘われてか、大人の方も集まってきてくれました。物静かな仮設にほ んの少し活気が生まれました。新潟から、お煎餅や餅、蕎麦も配布しました。4 人兄弟のご家族は、早期に借り上げ住宅(みなし仮設)を借りようとしたがペットがいるので入居でき ず、仮設ができるのを待って入ったそうです。そのタイミングが合わず、仮設を待てずに借 り上げ仮設に入った方が多いのが未入居の多い原因だとお父さんが教えてくれました。小 6 と年中さんの姉妹は、はてなボックスのくじで盛り上がっていました。お母さんも食材を山 盛り受け取り満足そうでした。また、前回駐車場でぬいぐるみを渡した 2 歳の男の子と再会できました。保育園に預けていないため、日中は仮設でお母さんと 2 人です。子育て支援センターにも行っていないため、子どもと交流もないそうです。加えて、住み慣れた地域を離れての仮設暮らしがなんだかとても不安に感じているようでした。これは全国的に言えることですが、母親が仕事をしていて保育に欠けるから保育園に入れる、仕事を探すと保育園に入れてからじゃないと難しいと言われるということで困っていると言っていました。さらに、誰が住んでいるかわからない長屋暮らしが余計に心細いのかなと感じてしまいました。2 歳の子は僕らに慣れ、お母さんが食材を置きに帰っているときも、元気に遊んでいました。一時的にでも、預けることができると楽なのかなと感じました。
次の駒沢トレーラー仮設では、2 軒は前回お会いした家族でしたが、もう 2 軒子どもがいる家族がいるとわかり、ポップコーン、綿菓子を配って回りました。1 歳と 2 歳の姉妹のお母さんも子ども服や食材を嬉しそうに選んでいて、その横で 2 歳の子が顔と同じくらいの綿菓子をもりもり食べていました。前回、渡したアンパンマンのぬいぐるみは寝る前に 2 人で取り合いになっているとのことでした。自宅は 1 階の天井まで水が入ってきたと当時のことを教えてくれました。また、中 2、小 6 の男子と再会し、サッカーボールとミニオンのぬいぐるみを渡したので、にゃんこ隊のことをしっかりと覚えていてくれていました。元気に 2 人ともキャッチボールをしながら、学校の様子なんかも聞きました。今度はもう少し広いグランドなどで野球をしようと約束しました。
2 回目の仮設訪問で子どものいる家族も把握できてきました。これまでの被災地支援でも、子どもたちは僕らのことを「ともだち」として受け入れてくれました。あまり、ボランティ アや支援者ということではなく「たいちょう」と言ってくっついてきてくれていました。仮 設の生活は始まったばかりですが、こらからも友達のように子どもやお母さんの目線で応 援していきたいと思います。
☆20 代 男性保育士の感想
前回訪問はできなかった、ポップコーンマシーン、綿菓子機の大活躍のおかげでにゃんこ隊らしい活動を思い切り行うことができました。今までの訪問で出会えた人たちとさらに深い関わりができましたし、子どもたちと新しい出会いもありまた次回の活動も楽しみになりました。子どもたちをはじめみなさん僕たちと気さくに関わったりお話をしてくださるのでとてもありがたいですし感謝です。
若槻団地仮設では、くじ引きのおもちゃに興味津々の 2 歳の男の子。かわいくて何度もくじ引きをさせてあげてしまいました。駒沢第 2 トレーラー仮設では、小 6、中 2 男子の兄弟と再会するとすぐに仮設から出てきてくれて、キャッチボールもしてくれました。お父さんは野球経験者で、よくキャッチボールをして遊んでいたそうです。しかし当時使っていたグローブは災害でなくしてしまったそうです。そのため隊長から今回グローブをプレゼントされると笑顔でとても嬉しそうだったのが印象的です。
●災害応援にゃんこ隊 https://gamadazekumamoto.jimdofree.com/