お告げ – 14

花粉症で苦しむすべての人へ ともに鼻をかもう!

朝起きると鼻が詰まっていて重い……、目もワシワシしてカユイ……。
 

鼻水と涙で、視界がぼやける。
 

頭もなんなく重いような、痛いような……。
 

クシャミは一度出るとなかなか止まらない。度重なるクシャミによるエネルギーで身体がかっと熱くなる(わしはこれをクシャミ地熱発電と呼んでいるが)。
 

一瞬、カゼかな? と、思うほどの症状……。これが、花粉症だと言う。
 

去年までは大したことがなかった人、全然平気だった人までもが今年はかかったりしている。
 

仕事もなかなか手につかない。特にこのような天との通路をつなげる文章を書くという集中力のいる手仕事はたいへんである。
 

じつは、去年の11月からこのコーナーがなかなか更新しなかったのも、それが原因だと云われている(ウソです)。

 

町に出ると、多くの人がマスクにメガネをかけている。中には、仮面ライダー口のようなヒダのあるマスクをしている人やスキーのゴーグル状のメガネをかけている人までがいる。
 

ふと思い出した。
 

昔、少年マガジンのカラー口絵で、「未来世界の想像図」みたいな特集があった。
 その中に、人々が目や口や鼻を防護マスクで覆っている絵があった。
 未来では、空気が汚れて人々が外を歩けなくなっている姿だった。
 

そのときは、「まさか・・・」と思っていたが、今、眼前にひろがる光景はまさに昔見た「未来社会」である。
 

そういえば、「日本でも水も買って飲むようになる」というのも、一昔前までは誰も信じなかった。

 

ところで、花粉症の原因はスギ花粉だと言われている。いや、信じられているというべきか……。
 

だが、わしは先日、花粉症がひどかった日に、近所にある森の中のスギ林の中を散歩に出かけた。
 

昼間で、明るい太陽の光がスギの樹木の中の地面を縫うように射していた。
 ……静かだった。
 

しばらくして、奇妙なことに気がついた。
 

鼻や目がとてもラクになったのである。鼻の奥のムズムズも消えた。目のカユミもおさまった。
 

さらに、心が落ち着き、森の香りが鼻から脳に届くように癒されていった。
 ……森が汚染から人間を守ってくれているようだった。

 

スギの林の中である。風も少しはあったから、花粉も降り注いでいるにちがいない。
 なのに、全然平気なのだ。
 

以前、タクシーに乗った時に運転手さんが、「自分は田舎から出てきたんですが、田舎の山にはスギの樹がいっぱいあるのに、花粉症なんてかかったことなかったけんど、東京に来て毎年花粉症に苦しめられていますわ」と、言っていたのを思い出した。
 

わしの知人の姪御さんも山に行ったら花粉症が消えていたと言う。

 

では、花粉症の正体とは何なのだ?
 不思議なことにテレビの「不思議シリーズ」や「謎シリーズ」も花粉症の本当の正体を探ろうとはしない。
 

それは、花粉症対策が、クスリやグッズ販売による商品としてのビジネスとして成り立っているからにちがいない。と、わしはにらんでいる。



 

じつは、花粉症とは新しい公害? である。
 

春になると紫外線が強くなる。
 

オゾン層が壊れて(オゾン層のこともマスコミは言わなくなった。修復されたわけでもないのに)久しい地球に、降り注いだ紫外線は、自動車の排気ガス(車に乗っている時や道路のそばを歩いている時にクシャミは出ないか?)や、タバコ、化粧品(そういえばタバコの煙に反応したり、電車の中で隣の人のキツイ香水でクシャミが激しくなったりしてはいないか?)などから揮発する他の化学物質と反応して、異常微粒子(ダイオキシンみたいなもの)を生み出し、それが目や鼻などの粘膜を襲うのだ。
 

スギの花粉が、もし、一役買っているとしたら、化学物質をくっつける「媒体」となっているのかもしれない。
 
 

では、夜になってもヒドイのは何故だと思うかもしれない。
 

それは、昼間生み出された異常微粒子が大気に残っていて、風で運ばれてくるのにちがいない。

 

結局、花粉症はスギの樹を犯人に仕立て上げた陰謀だったのだ。
 

スギの樹さんゴメンナサイ。
 

自分勝手な人類を許してつかあさい。

 

ところで、花粉症? 対策に良いモノとは何か?
 

★塩水(自然塩)で目や鼻の粘膜を洗う。
 

★ビタミンCやビタミンB、ビタミンEを豊富に含んだものをできるだけ摂る。
  (玄米、焼き芋、ミカン、ニンジンなど)
 

★鼻の粘膜や目の周りに良質のオリーブオイル(ベタベタせず肌にすっとしみ込むヴァージンオイル。食用が一番)を塗っておく。
 

★朝起きたときに、アニマル浜口(元プロレスラー。今は焼き肉屋の親父)のように、「気合いダー!」と叫ぶ。
 

★EM1を百倍くらいに薄めて部屋のあちこちにスプレーする。(効くぜ!)
 
 さて、2002年の未来世界なのだから、マスクももっとおしゃれにしたい。
 ラベンダーのエッセンシャルオイルやミントのエッセンシャルオイルがうっすらと薫る、ラベンダーやペパーミントグリーンの防塵マスクはどうか? カモミールのハーブエキスが微粒子となって入っているのもいい。色もマスクは“白”と決めるんじゃなく、パステルグリーンやショッキングピンク、ラベンダー色、ターコイスブルーなども新しい。
 紙製の使い捨てで、3日間は効果の持続するモノ。そんなオシャレなマスクはどうじゃい。